障害年金の事を医者に聞くべきでない理由
先日、ツイッターに以下を投稿しました。
長年の勘は尊いものやし、否定はせーへんけど、障害年金請求する権利は患者にあるわけやから、協力してあげてほしい。#うつ病 #双極性障害 #障害年金 #社労士
— mahaloha729 (@mahaloha729) 2019年2月26日
うつ病をはじめとするメンタルの病を患っている方が
一番最初に病気について相談するのは、やはり主治医だと思うのです。
お医者様は病気の専門家なので当然な流れだと思います。
しかし、障害年金の相談もお医者様にする人も多いと思いますが、
これは半分正解で半分不正解だと思うのです。
というのは、障害年金を請求するにはお医者様の診断書が必須となります。
なので、お医者様に相談することになるのですが、障害年金はあくまでも「年金」
なので、必ずしもお医者様が年金制度に詳しいわけではないのです。
お医者様は大学の医学部で病気の勉強は沢山してきたと思うのですが、
大学の授業に、国民年金法や厚生年金法などの「年金」の授業はないはずです。
つまり、「年金」については詳しく知らなくて当然なのです。
でも、障害年金の申請を視野に入れている人なら、ついつい、
「私、障害年金、受給できそうですか?」
ってお医者様に聞いてしまったりしますよね。
そこで、年金制度にあまり詳しくもないのに、
「絶対障害年金受給できます!」なんて断言できるお医者様なんているのだろうか?
と思うわけです。
自身の保身のために、「障害年金は難しい」というのが関の山ではないでしょうか。
そもそも障害年金を受給するためには、様々な要件をクリアしなければならず、
病気の症状だけで障害年金を受給出来るか出来ないかは判断できないのです。
病気の症状は、障害年金を受給するための一要件にしかすぎないのです。
しかし「障害年金は難しい」この言葉で障害年金の申請を諦める人が結構多いと思うのです。
確かに、うつ病等の精神疾患で障害年金の認定を受けるのは簡単ではありません。
それでも、年金制度にそれほど詳しくない人の一言で諦めてしまうのはそれはそれで違うと思うのです。
受給できる可能性があるのなら、申請し、認定に至れば、治療に専念できるわけですから、
治療に専念し、いち早い社会復帰を目指すのも一つの選択肢だと思います。