援助希求能力のある人と無い人


援助希求能力という言葉をご存知でしょうか?
助希求能力とは、凄く簡単に言うと「困ったときに助けを求める力」です。

うつ病等、精神疾患に関わる障害年金の相談にのっていると、援助希求能力がある人と
援助希求能力が無い人の違いをしばしば実感することがあります。

援助希求能力が無い人は、人に助けを求めることは、恥ずかしいことであり、
限界が来るまで自分一人でなんとかしようとするのです。
ましてや、他人や障害年金等の社会保険制度に頼ることは、恥ずかしいどころか、
自身の命を削ってでもやりたくないと考えていたりもします。

しかし、いずれ限界がきて、仕事はもちろん、日常生活の大半のことが、
自身一人ではなにも出来ない状態まで病状を悪化させ、
結果的に会社にも家族に多大な迷惑をかけるような事になります。

ここまでくれば、社会保険や社会福祉に生活を頼らざるを得ない状況になりますし、
症状が悪い分、社会復帰まで時間がかかり、社会保険や社会福祉に生活を頼る期間も長くなります。

男性に乏しい援助希求能力

私が、うつ病等を始めとする精神疾患での障害年金の申請相談をしている中では、
援助希求能力の無い方は、男性が圧倒的に多いと感じます。

事実、私が障害年金の申請をしている方の依頼者の9割は女性です。
男性の障害年金の申請をするケースでも当事者の男性の奥様からの相談等が多く、
男性からの依頼はほとんどありません。

また、たまに男性からの依頼があっても、やはり、他人に頼る事を恥ずかしいと、
心の中で感じているのか、打ち合わせをしても、本当の事を言ってもらえなかったりして、
申請作業に非常にてこずることが多いです。

事実、日本の自殺者数を性別で分けると、男性の自殺者数は女性自殺者数の2倍以上になり、
女性と比較して男性は自殺死亡前に援助を求める人が少ないことが確認されています。
とことんまで追い詰められてもなお、誰かに助けてほしいと言えないのです。

男はプライドの生き物

援助希求能力の無さとは言い換えれば、プライドが高いとも言えると思います
プライドが高いゆえに、苦しくても他人に助けを求めることが出来ないのです。

しかし、そのプライドはあなたの今後の人生において、何のプラスにもならないとハッキリと言えます。
うつ病の予後は、治癒していく過程にはある程度の期間が必要になります。
治っていく経過も、良くなったり、悪くなったりという小さな波をもちながら、
階段をゆっくりと1段ずつ上るように改善していきます。
そして、きちんと治療を続けた方が寛解状態を迎えることができるのです。

そうした長期間の治療の中ではどうしても仕事等をセーブする必要もあることが多いです。
最近もある、トリオのお笑い芸人が、うつ病治療のため、活動を一時停止すると発表していましたよね。

仕事をセーブすれば当然経済的な問題も出てきますので、
障害年金等の社会保険制度に頼る事になります。
うつ病が酷い状況であれば、普通に考えれば、自身で障害年金の申請作業は不可能と言えます。
そこで、社労士等に頼る必要が出てきます。

①障害年金という社会保険制度に頼る

②社労士に障害年金の申請のため頼る

こうした、決断が出来ないと、いずれ限界がきて、仕事はもちろん、日常生活の大半のことが、
自身一人ではなにも出来ない状態まで病状を悪化させ、
結果的に会社にも家族に多大な迷惑をかけるような事になります。

このような状況になる前にくだらないプライドは捨てて、
いち早く社会復帰てきるように行動を起こすことが一番誇り高い生き方かた思います。

 

 

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