双極性感情障害で障害等級2級の障害年金が認定されたケースを紹介

双極性感情障害

相談者の状況

【依頼者】三重県在住 30代女性
【傷病名】双極性感情障害 (icd-10:F31)
【結果】 障害基礎年金2級
【処方薬】
【主な症状】
・抑うつ状態
思考・運動制止  憂うつ気分 刺激性、興奮

障害基礎年金が認定されるまでの経緯

中学生の頃から気分の波を自覚しており、自傷行為等があった。
不登校の時期もあったものの学業には影響がなかった。
学校内のカウンセリングを受けた事もあったが、本人や家族には、
病識がなく、病院で診てもらうようなことはなかった。

そのご、高校も不登校になりながらも卒業し、短大へ入学。
アルバイト先で客とのトラブルにより、手の震え、
大きな物音に過敏に反応してしまう等の症状があった、
翌日になっても症状は治まらず、心配したアルバイト先の従業員が
病院へ連れていたったのが初診。(この病院への通院はこの一回のみ)

その後現在に至るまで16年間で症状は悪化の一途をたどり、
現在は、激しい気分の落ち込み、希死念慮があり、自傷行為も度々繰り返しており、
処方された薬も自身では管理することが出来す、大量服薬することがある。
その一方で、気分が高揚し、何でもできる気分になり、資格の取得を目指そう等、
様々なアイデアが浮かび、後先考えずに行動を起こしてしまう。
衝動的に買い物をし、散財を繰り返す、ちょっとしたことでイライラし、
家族に高圧的な態度に出るようなこともあった。

体調に翻弄され、就職と離職を繰り返しており、
ご家族の方より弊所のホームページよりお問い合わせがあり、
ご本人と面会後、受任致しました。

初診の病院となる、アルバイト先の従業員につれていかれた病院名や
場所はご本人の記憶には無く、また、現在受診している病院までの間に
10件以上の病院を転院しておられたため、病歴の調査に大変苦労しましたが、
無事、アルバイト先の従業員につれていかれた病院を発見する事ができ、
その病院にはカルテは保存されていなかったものの、その病院が発行した、
診療情報提供書が2件目に受診した病院が保存していたことで、初診日を
つきとめることができました。

その後、無事に申請作業は進み、障害等級2級が認定されました。

障害年金認定のポイントは

障害年金の認定に至る重要なポイントは、
・就労能力の有無
・日常生活能力の有無
この2点です。

うつ病、双極性障害等の精神疾患で働くことができなかったり、
日常生活に多くの支障を来たしている場合、障害年金の申請を
積極的に考えてみてください。

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