子供部屋おじさんが20年後迎える最期
子供部屋おじさんという言葉をご存知でしょうか?
中年になっても、結婚をせず、実家の子供部屋に住み続けている人達の事です。
最近、この子供部屋おじさんが急増しているようです。
まあ、中年と言えば、30代後半~40代といったところでしょうか。
もろアラフォークライシスのにハマってしまった世代ですね。
この世代は時代の波に翻弄されて、職業にも恵まれず、低所得者が
多い世代と言えます。
よって、この世代に子供部屋おじさんが多発しているというわけです。
とは言え、、結婚し子供をつくり、家庭を持つのだけが唯一の幸せというわけではありません。
例え、子供部屋おじさんでも本人がそれに納得しているならそれはそれで良いと思います。
人生の選択は、自身がすきなように選べば良いのです。
しかし、それより問題なのは、実家の子供部屋に住み続けていると、
いずれかは、親が自身よりも先に死にます。
そこで待ち受けるのは、高齢男性の一人暮らしです。
要は、子供部屋おじさんの大量発生は、20年後、
高齢男性の一人暮らしの大量発生を意味します。
高齢男性の一人暮らしのうつ病は3倍もリスクが上がる
生涯、独身の男性は既婚男性と比較して、
平均寿命が8年以上短いというデータがあります。
独身男性の場合、栄養状態を管理する人がおらず、
安価なかつ簡単に済ませてしまう傾向があり、また、
偏食が習慣化してしまうのが原因だと考えられます。
さらに、独身で一人暮らしを続けていると、
うつ病のリスクが上がるデータもあります。
夫婦と子供がいる家庭の男性がうつ病になる割合は5.5%ですが、
独身男性になると、17.7%と、3倍以上に跳ね上がるのです。
一人暮らしは気楽ではない
若いうちの一人暮らしは、趣味にも没頭でき、
気楽な印象がありますが、そこから、人生の中で年を重ねると、
出会いの数よりも別れの数の方が多いくなるという分岐点があります。
気楽な一人暮らしは、年を重ねるにつれて、どんどん孤独になっていくのです。
そして、どんな最期を迎えるかがある程度見えてきた時に、
その孤独に耐えることはできますか?