心を病む人はメンタルが弱いのではない、責任感が強いのだ。
心を病んだ人をメンタルが弱いと言う一方で、
全く心を病まない人の事をメンタルが強いなんて言い方しますよね。
心を病む人と病まない人の差は何か?
それは、一言でいうと、他人に助けを求めるスキルの差です。
前回の記事もで書いた「援助希求能力」のことです。
私が社労士として沢山の精神疾患の方とお会いした中で、
心を病んている方の多くは非常に、責任感の強い方が多いと思います。
自身では抱えきれない何かを背負い、それでも、責任感の強さから、
人には頼らず、自分で何とかしようとするのです。
そして、いずれ限界がきて壊れてしまうのです。
一方、心を病まない人は、自身では抱えきれない何かを背負ってしまった時、
限界点がくるはるか前に、人に頼ったり、助を求めたりするスキルが高いのです。
だから、世間一般にメンタルが強いと言われる人は、意外といろんな所で、
他人に頼っていたり、助を求めていたりしているのです。
そう考えると、逆説的になりますが、
心を病む人って本当はメンタル強いんですよね。
だって自分が壊れるまで耐えることが出来る人ですから。
心を病む人はメンタルが弱いのではない、責任感が強いのです。