長時間労働でうつ病になる前に逃げろ!
社会保険労務士として、うつ病等のメンタル系の病の障害年金の申請代行をしていると、
うつ病になる最も多い原因は仕事(職場)です。
うつ病になる原因はもちろん様々ですが仕事(職場)が原因でうつ病になる方は圧倒的に多いです。
そんな中、こんなニュースがありました。
長時間労働などが原因でうつ病を発症したとして、四国大(徳島市)の看護学部に勤める女性准教授(48)が大学側に計約2870万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審は、大学側が計1420万円の解決金を支払う内容で13日、高松高裁(神山隆一裁判長)で和解した。
こうしたモデルケースが増えれば、雇う側も長時間働かす事がいかにリスクを負うことなのか、骨身にしみて理解できると思います。
かくいう私も、大学卒業後、いわゆるブラック企業と言われる会社で働いた経験があります。
毎月、時間外労働は100時間を超え(過労死認定基準をクリア)、しかも残業代一切支払われないという、今考えれば、あり得ない環境でした。
まあそれでも、当時は就職氷河期ですから、選択肢がなかったんですよね。
働き方改革もあり、ワークライフバランスについては少しづつ、認知されつつある昨今ですが、
大企業はともかく、中小企業ではまだまだ法令順守は出来ておらず、ブラック企業や、ブラック企業に限りなく近い会社は多いと思います。
先ほど挙げた例もそうですが、労働者側から声をあげる事も時には必要です。
限界を超えて、病んでからでは手遅れになることもあるんですから。