うつ病、自閉症スペクトラム障害で障害等級2級を取得、障害年金約201万円を受給したケース
【依頼者】大阪府在住 30代女性
【傷病名】うつ病、自閉症スペクトラム障害(icd-10:F32)
【結果】 障害基礎年金2級
【処方薬】ベルソラム メイラックス ルネスタ レキサルティ
相談者の状況
自閉症スペクトラム障害は、
対人関係が苦手・強いこだわりといった
特徴をもつ発達障害の一つですが、
ご御依頼者の方は、中学3年の時に、
とある犯罪に巻き込まれてしまい、
以後、自閉症スペクトラム障害の二次障害と思われる、
うつ病を患っておられました。
私のこれまでの経験から言えることは、
発達障害と犯罪に直接的な因果関係はないのですが、
発達障害をもつ子どもの特性から、
犯罪に巻きこまれやすい傾向があるのは否めないと思います。
依頼者の方も、その方の自閉症スペクトラム障害の持つ特徴により、
犯罪に中学生の頃に犯罪に巻き込まれ、以後20年近くも、
うつ病になやまされていました。
障害者雇用で就労されていたものの体調の波が酷く、
休みがちになっていた所を当社のホームページより、
お問い合わせがあり、受任にいたりました。
今回のケースでは、初診が20年以上前で、
初診の証明が難しかった事と、20年以上時間が経過している事から、
ご本人の記憶も曖昧な点が多かったことがネックとなりました。
犯罪に巻き込まれた時の裁判資料を取り寄せ、
背景をはっきりさせていく等、普段の障害年金の申請では、
まずしない方法によって、初診日の証明や通院歴を整理し、
資料を作成しました。
また、申請時には当時の裁判資料の一部を補足資料として
提出もしました。
認定日請求は却下されたものの、
事後重症請求は認められ、障害等級2級を取得、
障害年金約201万円を受給が決定しました。