反復性うつ病性障害で障害等級2級が認定されたケースを紹介
相談者の状況
【依頼者】大阪府在住 40代女性
【傷病名】(icd-10:F33)
【結果】 障害基礎年金2級
【処方薬】リスミー アモバン レクサプロ レキサルティ
【主な症状】
・抑うつ状態
思考・運動制止 憂うつ気分 刺激性、興奮、希死念慮
障害基礎年金が認定されるまでの経緯
子供の養育と仕事の両立に悩み抑うつ気分、不安、情緒不安定となり、
リストカット等の自傷行為が出現したため心療内科を受診。
一旦は症状が回復したものの、対人関係の悩みを誘因とし、
抑うつ気分、不安、不眠、リストカットや自傷行為への衝動、
食欲不振、体重減少と増悪傾向に。
その後も子供の問題や離婚、経済的な問題も重なり、
症状は改善することなく、増悪傾向にあった。
自宅に引きこもり、自傷行為を我慢するのがやっとの状態で、
就労はもちろんのこと日常生活にも支障をきたしていた。
弊所ホームページより問い合わせがあり、受任にいたりました。
これまで転院を繰り返しており、初診日から15年以上経過していたため、
初診の病院では、カルテが残っておらず、初診日の証明が不可能な状態でした。
しかし、2件目の病院のカルテの冒頭に、1件目の初診日の時期の記載が残っており、
かつ、記載日から5年以上経過しているため、そのカルテを初診日の重要な証拠として、
初診日の申し立てを行いました。
※カルテが保存されておらず初診日の証明が困難な場合、5年以上前に医療機関が
記載している書類等は、重要な証拠書類として、年金機構は取り扱うことがあります。
また、第三者証明を付け加えることで、初診日を申し立てた所、無事に、
申し立てた日付を初診日として認めてもらうことが出来き、また、障害等級2級の認定も
受けることができました。
このように障害年金の申請には専門的な知識が必要となることが多々あります。
障害年金を申請しようとしている方は、是非、お気軽にご連絡ください。
障害年金認定のポイントは
障害年金の認定に至る重要なポイントは、
・就労能力の有無
・日常生活能力の有無
この2点です。
うつ病、双極性障害等の精神疾患で働くことができなかったり、
日常生活に多くの支障を来たしている場合、障害年金の申請を
積極的に考えてみてください。